無料閲覧・ネット書籍「記憶術と心理学が教える賢い脳の使い方」 まえがき まえがき ![]() あなたは「記憶術」という言葉に胸がわくわくしませんか? 私は遠い昔、この言葉のもつ摩訶不思議な響きにすっかり魅了され、記憶術の研究に没頭することになりました。 記憶術は古代ギリシャで発明され、帝政ローマに伝わってからは主に演説の草稿を丸暗記するのに利用され、さまざまな応用テクニックを生みながら後世に伝承されてきました。近世のヨーロッパでは聖書の暗記に記憶術が使われるのが一般的だったともいわれます。先ほど記憶術を「摩訶不思議な響き」と形容しましたが、実際にはきわめて現実的な目的で使われてきたのです。 ですからもちろん、現代の記憶術は高校受験や大学受験をはじめ、宅建、行政書士、中小企業診断士などの各種公的資格試験対策にも役立つものであります。 しかし、そうしたあまりに世俗的な目先の目的のためのみに記憶術を考えるのでは、記憶術の魅力の一面にしか目が向いていないというふうに私は感じてしまいます。 何よりも記憶術は、それ自体がとても面白いものです。記憶術が使えるようになると、「目から鱗が落ちた」というのはこのことだったのか、と思うはずです。「脳がぱっと開けたよう感じがした」と表現した方もいます。つまらない暗記作業を面白くし、効果を何倍にもする魔法のような技術。それが記憶術なのです。 もうひとつ、記憶術には目に見えない大きな副産物があります。それは記憶術のトレーニングを通じて、今まであまり意識的に使っていなかったイメージ脳(右脳)や創造脳(前頭葉)を鍛えることになり、集中力や想像力が強化されることが大いに期待されるということです。私自身も記憶術の習得が、クリエイティブな仕事にかなりプラスに作用してきたというように感じています。このすばらしい記憶術を一人でも多くの方に知っていただき、また身につけていただきたいと願い、私は「ネット書籍」という形でノウハウの一端を公表することにいたしました。 ところで記憶術は、名前だけは一般にだいぶ知られるようになりましたが、まだ誤ったイメージを持たれることが多いようです。たとえば、記憶術が特殊な才能や能力を持った人のみのものだとか、極端なものになると「記憶術はインチキだ」「だまされた」というようなものまであります。本を見ながら記憶術をやってみたけどうまくいかなかったという方には、「お金を損した」という悔しさがあるのでしょう。 確かに記憶術の習得スピードには個人差があり、特に入り口付近でとまどい、投げ出してしまう方も少なくないようです。10段の階段があるとすると、1段目か2段目でつまづいてしまって、記憶術の面白さを経験できない。これは実に残念なことです。 どんなことを身につけるにも、基本を身につけるための標準的なメソッドというものがあります。たとえば、水泳、算数の加減乗除、パソコンのタイピング、楽器演奏、そろばん…などのような習い事には必ず、「この手順に従って練習していけば、だれでも最低限の水準にまでは達する」というような練習法が確立されています。記憶術にもそうしたメソッドがあったら、どんなに多くの人が楽になることでしょう。 長年の私の研究は、いかに普通の人が当たり前のように記憶術を身につけられるかということにエネルギーが費やされました。そして今ここに、「高山メソッド」ともいうべき記憶術習得のノウハウを公開する時期が到来しました。 このネット書籍を継続的にご愛読されますことを、著者として切に願います。
ページトップへ ★高山瞭監修〔受験・記憶術通信講座〕に興味のある方は ⇒ キオテック創造学習センターHPへ Copywrite: Akira Takayama |